歯矯正と年齢
歯の矯正に年齢が関係するのは、必要とする矯正器具に審美性を損なうモノが多く、状況によっては話をする際に舌の動きを妨げ、話し方にも変化が生じる場合があるためかもしれません。
確かに、歯の移動に関しての各歯周組織の修復期間も、当然年齢が若ければ若いほど早いと言うこともその年齢での関連になりますし、骨の柔らかさが歯の移動に深く関連していることも理解できるかもしれません。
そのことを考えれば、乳幼児、子供の頃の歯の矯正がベストな選択といえますが、そもそも歯列の審美性には個人差があり、親御さんの見た目と、本人の感じ方にも違いが生じることはあたりませのことで、大人になってから子供時代の歯矯正を行わなかった親御さんに文句を言っても無意味なことです。
ただし、歯列の異常から虫歯にかかりやすい状況であった事であれば、保護者の義務の点から言っても歯矯正を行わなかった責任は親にあるともいえます。
結局は自分の見た目を意識しての歯矯正なのか、健康面から考えての歯矯正なのかが問題ですが、以前のように年齢が高いと歯矯正は出来ないと言ったような不正解の仮説や迷信などは無視しても良いでしょう。
多少時間がかかっても、費用は高くなっても成人での歯矯正は可能ですし、そもそも美容的にも歯並びを重視する各国の事情によっては、社会人になって必要に駆られて歯矯正を行う方も増えてきているようです。
国内では可愛いと見なされてきた歯並びが、海外では社交人としてのマナー違反と見なされる状況も珍しくなく、それこそ審美性の常識の違いを痛感することにも成ります。
成人での歯矯正は根気の要る治療ですから、その点では自己責任の取れる大人の治療と言えるかもしれませんね。